レッスン一覧へ レッスン42 / 59・初級 (A2)
代名詞の 格変化 (склоне́ние местоиме́ний) 人称代名詞と 所有代名詞も、 名詞と 同じように 格に よって 形が 変わります。 人称代名詞は 多くが 不規則な 形で、 3人称の он・оно́・она́・они́ は 前置詞の あとで н の 付いた 形に なります。 所有代名詞の мой・твой・наш・вашは、 修飾する 名詞の 性・数・格に 合わせて 変わりますが、 его́・её・их の 3つだけは 形が 変わりません。
まず、 人称代名詞の 全格を 確認します。 語全体が 変わるので、 この表では 語尾に 色を 付けていま せん。
作り方 (元の 形・格・日本語) 元の 形 格 日本語 я ( 私) 主格 я 私は я ( 私) 生格 меня́ 私が (い ない) я ( 私) 与格 мне 私に я ( 私) 対格 меня́ 私を я ( 私) 造格 мной 私と я ( 私) 前置格 мне 私に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (2) 元の 形 格 日本語 ты (あなた・親しい 相手) 主 格 ты あ なたは ты (あなた・親しい 相手) 生格 тебя́ あなたが (い ない) ты (あなた・親しい 相手) 与格 тебе́ あ なたに ты (あなた・親しい 相手) 対格 тебя́ あ なたを ты (あなた・親しい 相手) 造格 тобо́й あ なたと ты (あなた・親しい 相手) 前置格 тебе́ あなたに ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (3) 元の 形 格 日本語 он /оно́ (彼/ それ) 主格 он /оно́ 彼は / それは он /оно́ (彼/ それ) 生格 его́ 彼が /それが (い ない) он /оно́ (彼/ それ) 与格 ему́ 彼に / それに он /оно́ (彼/ それ) 対格 его́ 彼を / それを он /оно́ (彼/ それ) 造格 им (前置詞の あとは ним )彼と ( с ним ) /それと ( с ним )он /оно́ (彼/ それ) 前置格 нём 彼に ついて /それに ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (4) 元の 形 格 日本語 она́ (彼女) 主格 она́ 彼女は она́ (彼女) 生 格 её 彼女が (い ない) она́ (彼女) 与 格 ей 彼女に она́ (彼女) 対 格 её 彼女を она́ (彼女) 造格 ей (前置詞の あとは ней )彼女と ( с ней )она́ (彼女) 前置格 ней 彼女に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (5) 元の 形 格 日本語 мы ( 私 たち) 主 格 мы 私 たちは мы ( 私 たち) 生格 нас 私たちが (い ない) мы ( 私 たち) 与格 нам 私 たちに мы ( 私 たち) 対格 нас 私 たちを мы ( 私 たち) 造格 на́ми 私 たちと мы ( 私 たち) 前置格 нас 私たちに ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (6) 元の 形 格 日本語 вы (あなた 〔丁寧〕・あなた たち) 主 格 вы あなた (た ち)は вы (あなた 〔丁寧〕・あなた たち) 生格 вас あなた (たち)が (い ない) вы (あなた 〔丁寧〕・あなた たち) 与格 вам あなた (た ち)に вы (あなた 〔丁寧〕・あなた たち) 対格 вас あなた (た ち)を вы (あなた 〔丁寧〕・あなた たち) 造格 ва́ми あなた (た ち)と вы (あなた 〔丁寧〕・あなた たち) 前置格 вас あなた (たち)に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (7) 元の 形 格 日本語 они́ (彼ら) 主格 они́ 彼らは они́ (彼ら) 生 格 их 彼らが (い ない) они́ (彼ら) 与 格 им 彼らに они́ (彼ら) 対 格 их 彼らを они́ (彼ら) 造格 и́ми (前置詞の あとは ни́ми )彼らと ( с ни́ми )они́ (彼ら) 前置格 них 彼らに ついて
な お、 вы を 1人の 相手に 丁寧に 使う ときも、 動詞と 短語尾形容詞は 複数形に なります ( Вы вчера́ бы́ли свобо́дны? 「昨日は お時間が ありましたか」の бы́ли と свобо́дны )。
前置詞の あとに 置いた 3人称の 人称代名詞 ( его́ ・её ・им ・их など、 主格以外の 形)は、 語頭に н が 付いた 形に なります。 代表的な 例を 挙げ ます。
作り方 (元の 形・前置詞の あと ・例) 元の 形 前置詞 の あと 例 его́ (生格・ 対格) него́ у него́ (彼の ところに)、 смотре́ть на него́ (彼の ほうを 見る) её (生格・ 対格) неё у неё (彼女の ところに)、 смотре́ть на неё (彼女の ほうを 見る) им (造格) ним с ним (彼と) их (生格・ 対格) них у них (彼らの ところに)、 смотре́ть на них (彼らの ほうを 見る)
前置詞が なければ Я его́ ви́жу. (彼が 見えます)のように его́ の ままですが、 前置詞 на が 付くと Я смотрю́ на него́. (私は 彼の ほうを 見ます)のように него́ に なります。 同じように、 Я говорю́ ей. (私は 彼女に 話します)の ей も、 前置詞 к が 付くと Я иду́ к ней. (私は 彼女の ところへ 行きます)のように ней に なり ます。
所有代名詞の его́ ・её ・их は、 前置詞の あとでも н が 付かず、 そのままの 形です。 Я живу́ в её до́ме. (私は 彼女の 家に 住んでいます)のように、 人称代名詞の неё とは 区別し ます。
所有代名詞 мой と наш の 全格を 確認します。 твой は мой と 同じ 語尾で 語幹だけ тво - に 変わり ( твоего́ 、твое́й 、твои́м など)、 ваш は наш と 同じ 語尾で 語幹だけ ва - に 変わります ( ва́шего 、ва́шей 、ва́шим な ど)。
作り方 (元の 形・格・日本語) (8) 元の 形 格 日本語 мой (私の ・ 男性) 主格 мой 私 の 〜は мой (私の ・ 男性) 生格 мо его́ 私 の 〜の мой (私の ・ 男性) 与格 мо ему́ 私 の 〜に мой (私の ・ 男性) 対格 мой (不活動体) / мо его́ (活 動体) 私 の 〜を мой (私の ・ 男性) 造格 мо и́м 私 の 〜と мой (私の ・ 男性) 前置格 мо ём 私の 〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (9) 元の 形 格 日本語 мой (私の ・ 女性) 主格 мо я́ 私 の 〜は мой (私の ・ 女性) 生格 мо е́й 私 の 〜の мой (私の ・ 女性) 与格 мо е́й 私 の 〜に мой (私の ・ 女性) 対格 мо ю́ 私 の 〜を мой (私の ・ 女性) 造格 мо е́й 私 の 〜と мой (私の ・ 女性) 前置格 мо е́й 私の 〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (10) 元の 形 格 日本語 мой (私の ・ 中性) 主格 мо ё 私 の 〜は мой (私の ・ 中性) 生格 мо его́ 私 の 〜の мой (私の ・ 中性) 与格 мо ему́ 私 の 〜に мой (私の ・ 中性) 対格 мо ё 私 の 〜を мой (私の ・ 中性) 造格 мо и́м 私 の 〜と мой (私の ・ 中性) 前置格 мо ём 私の 〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (11) 元の 形 格 日本語 мой (私の ・ 複数) 主格 мо и́ 私 の 〜は мой (私の ・ 複数) 生格 мо и́х 私 の 〜の мой (私の ・ 複数) 与格 мо и́м 私 の 〜に мой (私の ・ 複数) 対格 мо и́ (不活動体) / мо и́х (活 動体) 私 の 〜を мой (私の ・ 複数) 造格 мо и́ми 私 の 〜と мой (私の ・ 複数) 前置格 мо и́х 私の 〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (12) 元の 形 格 日本語 наш ( 私たちの ・ 男性) 主格 наш 私たち の 〜は наш ( 私たちの ・ 男性) 生格 на́ш его 私たち の 〜の наш ( 私たちの ・ 男性) 与格 на́ш ему 私たち の 〜に наш ( 私たちの ・ 男性) 対格 наш (不活動体) / на́ш его (活 動体) 私たち の 〜を наш ( 私たちの ・ 男性) 造格 на́ш им 私たち の 〜と наш ( 私たちの ・ 男性) 前置格 на́ш ем 私たちの 〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (13) 元の 形 格 日本語 наш ( 私たちの ・ 女性) 主格 на́ш а 私たち の 〜は наш ( 私たちの ・ 女性) 生格 на́ш ей 私たち の 〜の наш ( 私たちの ・ 女性) 与格 на́ш ей 私たち の 〜に наш ( 私たちの ・ 女性) 対格 на́ш у 私たち の 〜を наш ( 私たちの ・ 女性) 造格 на́ш ей 私たち の 〜と наш ( 私たちの ・ 女性) 前置格 на́ш ей 私たちの 〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (14) 元の 形 格 日本語 наш ( 私たちの ・ 中性) 主格 на́ш е 私たち の 〜は наш ( 私たちの ・ 中性) 生格 на́ш его 私たち の 〜の наш ( 私たちの ・ 中性) 与格 на́ш ему 私たち の 〜に наш ( 私たちの ・ 中性) 対格 на́ш е 私たち の 〜を наш ( 私たちの ・ 中性) 造格 на́ш им 私たち の 〜と наш ( 私たちの ・ 中性) 前置格 на́ш ем 私たちの 〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (15) 元の 形 格 日本語 наш ( 私たちの ・ 複数) 主格 на́ш и 私たち の 〜は наш ( 私たちの ・ 複数) 生格 на́ш их 私たち の 〜の наш ( 私たちの ・ 複数) 与格 на́ш им 私たち の 〜に наш ( 私たちの ・ 複数) 対格 на́ш и (不活動体) / на́ш их (活 動体) 私たち の 〜を наш ( 私たちの ・ 複数) 造格 на́ш ими 私たち の 〜と наш ( 私たちの ・ 複数) 前置格 на́ш их 私たちの 〜に ついて
свой も мой と 同じ 語尾変化を します ( своего́ 、свое́й 、свои́м など)が、 意味が 違います。 свой は 「主語自身の」と いう 意味の 代名詞で、 特に 3人称の 文で 重要です。 свой の 形は 主語の 人称では 変わらず、 修飾する 名詞の 性・数・格だけで 決まります。 Я ви́жу свою́ кни́гу. (自分の 本が 見えます)と Она́ ви́дит свою́ кни́гу. (彼女には 自分の 本が 見えます)のように、 主語が 変わっても свою́ の 形は 変わりま せん。
代名詞を 主語以外の 働きで 使う とき、 つまり 「〜を」 「〜に」 「〜の」 「〜と」 「〜に ついて」と 言う ときに この格変化を 使い ます。
Я ви́жу его́. (彼が 見え ます) Мы говори́м о нём. ( 私たちは 彼に ついて 話してい ます) 詳しい 解説を 読む 練習へ 進む