レッスン一覧へ レッスン43 / 59・初級 (A2)
指示・限定・否定の 代名詞 (э́тот・весь・никто́) э́тот・тотは、 話し手に 近い ものと 遠い ものを 指し分ける 代名詞です。 весь・ка́ждый・самは 範囲や 強調を 表し、 никто́・ничего́は 「誰も ・何も ない」 ことを 表す代名詞です。 э́тот・тот・весь・ка́ждый・самは 修飾する 名詞の 性・数・格に 合わせて 形が 変わり、 никто́・ничто́は 文中の 役割に 合わせて 格変化します (ничего́ は ничто́ の 生格です)。 никто́・ничего́は、 動詞の 前の не と 一緒に 使います。
まず э́тот と тот の 格変化を 確認し ます。
作り方 (元の 形・格・日本語) 元の 形 格 日本語 э́тот (この・ 男性) 主格 э́тот こ の 〜は э́тот (この・ 男性) 生格 э́т ого こ の 〜の э́тот (この・ 男性) 与格 э́т ому こ の 〜に э́тот (この・ 男性) 対格 э́тот /э́т ого こ の 〜を э́тот (この・ 男性) 造格 э́т им こ の 〜で э́тот (この・ 男性) 前置格 э́т ом この〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (2) 元の 形 格 日本語 э́тот (この・ 女性) 主格 э́т а こ の 〜は э́тот (この・ 女性) 生格 э́т ой こ の 〜の э́тот (この・ 女性) 与格 э́т ой こ の 〜に э́тот (この・ 女性) 対格 э́т у こ の 〜を э́тот (この・ 女性) 造格 э́т ой こ の 〜で э́тот (この・ 女性) 前置格 э́т ой この〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (3) 元の 形 格 日本語 э́тот (この・ 中性) 主格 э́т о こ の 〜は э́тот (この・ 中性) 生格 э́т ого こ の 〜の э́тот (この・ 中性) 与格 э́т ому こ の 〜に э́тот (この・ 中性) 対格 э́т о こ の 〜を э́тот (この・ 中性) 造格 э́т им こ の 〜で э́тот (この・ 中性) 前置格 э́т ом この〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (4) 元の 形 格 日本語 э́тот (この・ 複数) 主格 э́т и こ の 〜は э́тот (この・ 複数) 生格 э́т их こ の 〜の э́тот (この・ 複数) 与格 э́т им こ の 〜に э́тот (この・ 複数) 対格 э́т и / э́т их こ の 〜を э́тот (この・ 複数) 造格 э́т ими こ の 〜で э́тот (この・ 複数) 前置格 э́т их この〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (5) 元の 形 格 日本語 тот (あの・ 男性) 主格 тот あ の 〜は тот (あの・ 男性) 生格 т ого́ あ の 〜の тот (あの・ 男性) 与格 т ому́ あ の 〜に тот (あの・ 男性) 対格 тот /т ого́ あ の 〜を тот (あの・ 男性) 造格 тем あ の 〜で тот (あの・ 男性) 前置格 том あの〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (6) 元の 形 格 日本語 тот (あの・ 女性) 主 格 та あ の 〜は тот (あの・ 女性) 生格 той あ の 〜の тот (あの・ 女性) 与格 той あ の 〜に тот (あの・ 女性) 対 格 ту あ の 〜を тот (あの・ 女性) 造格 той あ の 〜で тот (あの・ 女性) 前置格 той あの〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (7) 元の 形 格 日本語 тот (あの・ 中性) 主 格 то あ の 〜は тот (あの・ 中性) 生格 т ого́ あ の 〜の тот (あの・ 中性) 与格 т ому́ あ の 〜に тот (あの・ 中性) 対 格 то あ の 〜を тот (あの・ 中性) 造格 тем あ の 〜で тот (あの・ 中性) 前置格 том あの〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (8) 元の 形 格 日本語 тот (あの・ 複数) 主 格 те あ の 〜は тот (あの・ 複数) 生格 тех あ の 〜の тот (あの・ 複数) 与格 тем あ の 〜に тот (あの・ 複数) 対格 те /тех あ の 〜を тот (あの・ 複数) 造格 т е́ми あ の 〜で тот (あの・ 複数) 前置格 тех あの〜に ついて
次に весь (すべての)と сам (自分 自身で)を 確認し ます。
作り方 (元の 形・格・日本語) (9) 元の 形 格 日本語 весь (すべての ・ 男性) 主格 весь すべて の 〜は весь (すべての ・ 男性) 生格 вс его́ すべて の 〜の весь (すべての ・ 男性) 与格 вс ему́ すべて の 〜に весь (すべての ・ 男性) 対格 весь /вс его́ すべて の 〜を весь (すべての ・ 男性) 造格 всем すべて の 〜で весь (すべての ・ 男性) 前置格 всём すべての〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (10) 元の 形 格 日本語 весь (すべての ・ 女性) 主格 вся すべて の 〜は весь (すべての ・ 女性) 生格 всей すべて の 〜の весь (すべての ・ 女性) 与格 всей すべて の 〜に весь (すべての ・ 女性) 対格 всю すべて の 〜を весь (すべての ・ 女性) 造格 всей すべて の 〜で весь (すべての ・ 女性) 前置格 всей すべての〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (11) 元の 形 格 日本語 весь (すべての ・ 中性) 主格 всё すべて の 〜は весь (すべての ・ 中性) 生格 вс его́ すべて の 〜の весь (すべての ・ 中性) 与格 вс ему́ すべて の 〜に весь (すべての ・ 中性) 対格 всё すべて の 〜を весь (すべての ・ 中性) 造格 всем すべて の 〜で весь (すべての ・ 中性) 前置格 всём すべての〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (12) 元の 形 格 日本語 весь (すべての ・ 複数) 主格 все すべて の 〜は весь (すべての ・ 複数) 生格 всех すべて の 〜の весь (すべての ・ 複数) 与格 всем すべて の 〜に весь (すべての ・ 複数) 対格 все /всех すべて の 〜を весь (すべての ・ 複数) 造格 вс е́ми すべて の 〜で весь (すべての ・ 複数) 前置格 всех すべての〜に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (13) 元の 形 格 日本語 сам (自分 自身で ・ 男性) 主格 сам 彼 自身は сам (自分 自身で ・ 男性) 生格 сам ого́ 彼 自身の сам (自分 自身で ・ 男性) 与格 сам ому́ 彼 自身に сам (自分 自身で ・ 男性) 対格 сам /сам ого́ 彼 自身を сам (自分 自身で ・ 男性) 造格 сам и́м 彼 自身と сам (自分 自身で ・ 男性) 前置格 сам о́м 彼自身に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (14) 元の 形 格 日本語 сам (自分 自身で ・ 女性) 主格 сам а́ 彼女 自身は сам (自分 自身で ・ 女性) 生格 сам о́й 彼女 自身の сам (自分 自身で ・ 女性) 与格 сам о́й 彼女 自身に сам (自分 自身で ・ 女性) 対格 сам у́ 彼女 自身を сам (自分 自身で ・ 女性) 造格 сам о́й 彼女 自身と сам (自分 自身で ・ 女性) 前置格 сам о́й 彼女自身に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (15) 元の 形 格 日本語 сам (自分 自身で ・ 中性) 主格 сам о́ それ 自身は сам (自分 自身で ・ 中性) 生格 сам ого́ それ 自身の сам (自分 自身で ・ 中性) 与格 сам ому́ それ 自身に сам (自分 自身で ・ 中性) 対格 сам о́ それ 自身を сам (自分 自身で ・ 中性) 造格 сам и́м それ 自身と сам (自分 自身で ・ 中性) 前置格 сам о́м それ自身に ついて
作り方 (元の 形・格・日本語) (16) 元の 形 格 日本語 сам (自分 自身で ・ 複数) 主格 са́м и 彼ら 自身は сам (自分 自身で ・ 複数) 生格 сам и́х 彼ら 自身の сам (自分 自身で ・ 複数) 与格 сам и́м 彼ら 自身に сам (自分 自身で ・ 複数) 対格 са́м и /сам и́х 彼ら 自身を сам (自分 自身で ・ 複数) 造格 сам и́ми 彼ら 自身と сам (自分 自身で ・ 複数) 前置格 сам и́х 彼ら 自身に ついて
最後に 否定代名詞 никто́ (誰も)と ничто́ (何も)を 確認し ます。
作り方 (元の 形・格・日本語) (17) 元の 形 格 日本語 никто́ (誰も) 主格 никто́ 誰も никто́ (誰も) 生格 ник ого́ 誰も (〜 ない) никто́ (誰も) 与格 ник ому́ 誰 に 〜も никто́ (誰も) 対格 ник ого́ 誰 を 〜も никто́ (誰も) 造格 ник е́м 誰 と〜も никто́ (誰も) 前置格 ни о ком 誰に つい て〜も
作り方 (元の 形・格・日本語) (18) 元の 形 格 日本語 ничто́ (何も) 主格 ( ничто́) 何も ничто́ (何も) 生格 нич его́ 何も (〜 ない) ничто́ (何も) 与格 нич ему́ 何 に 〜も ничто́ (何も) 対格 ничто́ 何 を 〜も ничто́ (何も) 造格 нич е́м 何 と〜も ничто́ (何も) 前置格 ни о чём 何に つい て〜も
э́тот は 常に 語幹に アクセントが あり、 生格・与格・造格・前置格で э́т ого ・э́т ому ・э́т им ・э́т ом に なります。 тот ・весь ・сам は、 単音節の 形 ( тем 、том 、всем 、всём 、сам )と、 語尾に アクセントが 移る 形 ( того́ 、тому́ 、всего́ 、всему́ 、самого́ 、самому́ 、сами́м など)が 混ざっているので、 単語ごとに 覚える 必要が あります。 ка́ждый (それぞれの)は、 形容詞の 格変化 の но́вый と 同じ 語尾で 格変化します ( ка́ждого 、ка́ждому 、ка́ждым な ど)。
никто́ ・ничего́ を 使う 文では、 時制に 関係なく 動詞の 前に не を 置きます ( Он никого́ не по́мнит. 「彼は 誰も 覚えていません」)。 否定文の 目的語には、 対格 ничто́ の 代わりに 生格 ничего́ を 使います。 前置詞を 付ける ときは、 ни と 代名詞の 間に 前置詞を 挟みます ( 誤った 形 × у никого́ ではなく ни у кого́ 、誤った 形 × о нико́м ではなく ни о ком )。
весь は、 期間の 長さを 表す対格とも 一緒に 使います。 весь день (一日 中)の весь は 男性の 対格で、 主格と 同じ 形です。 всю неде́лю (1週間ずっと)の всю は 女性の 対格です。 対格の 記事 で 見た 「期間を 表す対格」 ( Я живу́ здесь ме́сяц. のような 言い方)と 同じ 考え方で、 весь を 付けて 範囲を はっきりさせています。 ка́ждый день (毎日)は 繰り返しを、 весь день (一日 中)は 1日全体を 表し ます。
話し手に 近い ものを 指す ときは э́тот 、 遠い ものを 指す ときは тот を 使います。 тот は、 э́тот で 指した ものと 対に して、 もう 一方を 指す ときにも 使います。 Э́та кни́га моя́, а та — твоя́. (この本は 私の もので、 あの本は あなたの ものです)では、 та が э́та で 指した 本とは 別の 本を 指しています。 весь は 「すべての」、 ка́ждый は 「それぞれの」、 сам は 「自分自身で」を 表し、 никто́ ・ничего́ は 人や 物が 誰も ・何も ない ことを 表し ます。
Э́то тебе́, а вон то — мне. ( これは あなたの 分で、 あれは 私の 分 です) Никто́ не пришёл. (誰も 来ませんで した) 時間では、 今を 含む 期間や 今に 近い 日 ( в э́ту суббо́ту 「今度の 土曜日に」)を э́тот 、 話に 出た 別の 過去や 未来の 時点を тот で 指します。 В э́том году́ я учу́ ру́сский язы́к. ( 今年は ロシア語を 勉強しています)に 対して、 В тот год я жил в Москве́. ( その年は モスクワに 住んでいました)のように 使い ます。
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