略語と 省略の 書き方 (сокраще́ния)
2026年9月27日
г.やул.のような略語は、頭の文字を残して点を打つ書き方です。г.は、数字のあとなら「年」、地名の前なら「市」を表し、同じ2文字で意味が変わります。読むときは略した語を、そのまま声に出して読みます。看板やニュース、書類のどこにでも出る書き方なので、意味と読み方を先に覚えておくと、初めて見る文でも止まらずに読めます。
略語と 省略の 書き方とは
次の略語は、点を打って書き、読むときは元の語のまま読みます。
| 略語 | 元の語 | 日本語 |
|---|---|---|
г. | год(数字のあと)・го́род(地名の前) | 年・市 |
ул. | у́лица | 通り |
д. | дом | 建物の番号 |
кв. | кварти́ра | 部屋番号 |
и т. д. | и так да́лее | など |
и т. п. | и тому́ подо́бное | などの類 |
г.は、前に数字があれば「2026 г.」のように年を表し、地名の前に置けば「г. Москва́」のように市を表します。同じг.でも、前後の語で意味が決まります。и т. д.とи т. п.は、文字の間と最後に、必ずスペースと点を入れて書きます。итдのように詰めて書く形は、正式な書き方ではありません。
読み方の 決まり
г.やул.、д.、кв.は、文字をそのまま読まず、元の語を声に出します。ул.は「ウー」でも「ウーエル」でもなく、у́лицаと読みます。一方ФИ́Оのような略語は、文字をそのまま読み上げる種類で、г.やул.とは別の仲間です。この違いは、覚えるときの手がかりになります。住所を声に出して読む練習をするときも、書いてある略語を1つずつ、元の語に置き換えてから読むと、聞き取りの練習にもなります。д.とкв.は、宛先を書くときにも同じ形のまま出てくる略語です。
日本語との 違い
日本語にも、「株式会社」を「(株)」と略す書き方があります。ロシア語のг.やул.も同じ働きで、「(株)」を「カブ」と読まずに「株式会社」と読むのと同じように、略した文字のままではなく元の語を声に出して読みます。もう1つの違いは、日本語の「(株)」は会社名の前後どちらにも付きますが、ロシア語のг.は年の後ろ、地名の前と、位置によって意味そのものが変わる、という点です。読むときは、まずг.の前後の語を見て、数字か地名かを確かめる習慣をつけると、迷わず読み進められます。書かれた略語をそのまま音にせず、頭の中でいったん元の語に置き換えてから声に出す、という順番を覚えておくと安心です。
練習問題
正しいものを選んでください。
2026 г.のг.が表すのは( 年 / 市 )です。г. Москва́のг.が表すのは( 年 / 市 )です。ул.を声に出すときは( ウーエル / у́лица )と読みます。
答え
- 年(数字のあと)
- 市(地名の前)
- у́лица(元の語のまま読む)
参考に した 資料
- Как пра́вильно сокраща́ть слова́?(gramota.ru、Письмо́вник)「и т. д. = и так да́лее, и т. п. = и тому́ подо́бное」を「общепри́нятые сокраще́ния」と呼ぶ記述(2026-09-27閲覧)
- Графи́ческие сокраще́ния(gramota.ru、Пра́вила ру́сской орфогра́фии и пунктуа́ции)「г.」が год と го́род の両方を表すことと、
ул.・д.・кв.が標準の略語だという記述(2026-09-27閲覧)