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直接話法と間接話法(пряма́я и ко́свенная речь)

2026年9月21日(更新:2026年11月3日)

直接話法(пряма́я речь)は話した言葉をそのまま «» に入れて伝える言い方で、間接話法(ко́свенная речь)は誰かの発言を自分の文に組み込んで伝える言い方です。ロシア語の間接話法では、伝える文の種類によって、что・ли・что́бы を使うか、元の疑問詞を残すかが決まります。

使う場面

誰かの発言をそのまま引用するときは直接話法、自分の文に組み込んで伝えるときは間接話法を使います。平叙文を伝えるときは сказа́л, что…(〜と言った)、疑問詞を使う疑問文を伝えるときは спроси́л, где…(〜かと聞いた)のように疑問詞をそのまま残します。はい・いいえの疑問文を伝えるときは спроси́л, … ли(〜かどうか聞いた)を使い、依頼を伝えるときは попроси́л, что́бы…(〜するようにと頼んだ)を使います。

  • «Где ма́ма?» → Он спроси́л, где ма́ма.(「母はどこ?」→彼は母がどこにいるか聞いた)

作り方

作り方
直接話法間接話法日本語
«Брат до́ма».Он сказа́л, что брат до́ма.彼は兄が家にいると言った
«Где ма́ма?»Он спроси́л, где ма́ма.彼は母がどこにいるか聞いた
«Ты до́ма?»Он спроси́л, до́ма ли я.彼は私が家にいるかどうか聞いた
«Прочита́й кни́гу».Он попроси́л, что́бы я прочита́л кни́гу.彼は私に本を読むように頼んだ

平叙文は что のあとに続けます。語順や時制はそのままですが、я・ты などの人称は、発言を伝える自分の立場から見た形に変えます。疑問詞を使う疑問文を伝えるときは、спроси́л のあとに、疑問詞から始まる文をそのまま続けます。はい・いいえの疑問文を伝えるときは、聞きたい単語(до́ма)をつなぐ文の先頭に出し、そのすぐあとに ли を置きます。依頼を伝えるときは что́бы のあとに動詞の過去形を置き、直接話法にある命令形はそのまま使いません。

英語と違って時制の一致はありません。«Я рабо́таю в шко́ле». は、過去に言われたことでも Он сказа́л, что рабо́тает в шко́ле. と現在形のまま伝えます。

例文

  1. Он сказа́л, что брат рабо́тает в шко́ле.(彼は兄が学校で働いていると言った)
  2. что → 平叙文を伝える単語。語順や時制はそのまま。
  1. Она́ спроси́ла, где сестра́.(彼女は妹がどこにいるか聞いた)
  2. где → 疑問詞をそのまま残す。
  1. Он спроси́л, до́ма ли я.(彼は私が家にいるかどうか聞いた)
  2. ли → はい・いいえの疑問文を伝える単語。聞きたい単語 до́ма の直後に置く。
  1. Учи́тель попроси́л, что́бы я прочита́л кни́гу.(先生は私に本を読むように頼んだ)
  2. что́бы → 依頼を伝える単語。あとに動詞の過去形が続く。
  3. прочита́л → 過去形・男性。命令形は使わない。
  1. Мать попроси́ла, что́бы дочь позвони́ла ве́чером.(母は、娘が夕方に電話してくるようにと頼んだ)
  2. позвони́ла → позвони́ть(電話する)の過去形・女性。
  1. Он спроси́л, куда́ я иду́.(彼は私がどこへ行くのか聞いた)
  2. куда́ → 疑問詞をそのまま残す。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. Он сказа́л, ( что / где / ли ) он рабо́тает в магази́не.
  2. Она́ спроси́ла, ( что / где / ли ) живёт брат.
  3. Учи́тель попроси́л, что́бы я ( прочита́л / чита́ю / чита́й ) кни́гу.
答え
  1. что(平叙文を間接話法で伝えるので что)
  2. где(場所を尋ねる疑問文なので疑問詞 где を残す)
  3. прочита́л(что́бы のあとは動詞の過去形で、命令形 чита́й は使わない)

練習問題(例文の穴埋め5問)

参考にした資料

  1. 疑問詞(вопроси́тельные слова́)疑問詞のкуда́・отку́да・ско́лько・како́йなどで質問が作れるようになります。
  2. 語順(поря́док слов)主語・述語・修飾語の順番と、場所や時を文頭に置く語順が分かります。
  3. 前置格(предло́жный паде́ж)場所・話題・乗り物を表す前置格の語尾と、вとнаの選び方が分かります。
  4. 接続詞と複文(сою́зы)и・а・ноの使い分けと、что・кото́рыйで複文を作る言い方が分かります。