ペチカ

直接話法と​間接話法​(пряма́я и ко́свенная речь

入門 2026-09-21

直接話法(пряма́я речь)は話した言葉をそのまま「 」に入れて伝える言い方で、間接話法(ко́свенная речь)は誰かの発言を自分の文に組み込んで伝える言い方です。ロシア語の間接話法では、伝える文の種類によって чтогделичто́бы のどれを使うかが決まります。入門(ТРКИのA1)の範囲では、平叙文・疑問詞を使う疑問文・はい/いいえの疑問文・依頼の4つを間接話法にする作り方を押さえれば足ります。

どんな​ときに​使うか

誰かの発言をそのまま引用するときは直接話法、自分の文に組み込んで伝えるときは間接話法を使います。平叙文を伝えるときは сказа́л, что…(〜と言った)、疑問詞を使う疑問文を伝えるときは спроси́л, где…(〜かと聞いた)のように疑問詞をそのまま残します。はい/いいえの疑問文を伝えるときは спроси́л, … ли(〜かどうかと聞いた)を使い、依頼を伝えるときは попроси́л, что́бы…(〜するようにと頼んだ)を使います。

  • «Где ма́ма?»Он спроси́л, где ма́ма.(「母はどこ?」→彼は母がどこにいるか聞いた)

作り方

直接話法間接話法日本語
«Брат до́ма».Он сказа́л, что брат до́ма.彼は兄が家にいると言った
«Где ма́ма?»Он спроси́л, где ма́ма.彼は母がどこにいるか聞いた
«Ты до́ма?»Он спроси́л, до́ма ли я.彼は私が家にいるかどうか聞いた
«Прочита́й кни́гу».Он попроси́л, что́бы я прочита́л кни́гу.彼は私に本を読むように頼んだ

平叙文を伝えるときは、直接話法の文の前に что を置き、文の形はそのままです。疑問詞を使う疑問文を伝えるときは、疑問詞をそのまま残して動詞のあとに続けます。はい/いいえの疑問文を伝えるときは、尋ねられた単語を文の初めに出し、その直後に ли を置きます。依頼を伝えるときは что́бы のあとに動詞の過去形を置き、直接話法にある命令形はそのまま使いません。間接話法にしても、伝える文の動詞の時制はそのまま保たれます。例えば «Брат до́ма».(兄は家にいる)を伝えるとき、伝える文がいつであっても、直接話法の動詞の時制は変わりません。

例文

各文の下に、伝える単語の働きを書きます。

  1. Он сказа́л, что брат рабо́тает в шко́ле.(彼は兄が学校で働いていると言った)
  2. что → 平叙文を伝える単語。文の形は変えない。
  1. Она́ спроси́ла, где сестра́.(彼女は妹がどこにいるか聞いた)
  2. где → 疑問詞をそのまま残す。
  1. Он спроси́л, до́ма ли я.(彼は私が家にいるかどうか聞いた)
  2. ли → はい/いいえの疑問文を伝える単語。尋ねられた単語 до́ма の直後に置く。
  1. Учи́тель попроси́л, что́бы я прочита́л кни́гу.(先生は私に本を読むように頼んだ)
  2. что́бы → 依頼を伝える単語。あとに動詞の過去形が続く。
  3. прочита́л → 過去形・男性。命令形は使わない。
  1. Мать попроси́ла, что́бы дочь позвони́ла ве́чером.(母は娘に夜電話するように頼んだ)
  2. позвони́ла → 過去形・女性。動詞 позвони́ть(電話する)の過去形。
  1. Он спроси́л, куда́ я иду́.(彼は私がどこへ行くのか聞いた)
  2. куда́ → 疑問詞をそのまま残す。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. Он сказа́л, ( что / где / ли ) он рабо́тает в магази́не.
  2. Она́ спроси́ла, ( что / где / ли ) живёт брат.
  3. Учи́тель попроси́л, что́бы я ( прочита́л / чита́ю / чита́й ) кни́гу.
答え
  1. что(平叙文をそのまま伝えるので что
  2. где(場所を尋ねる疑問文なので疑問詞 где を残す)
  3. прочита́лчто́бы のあとは動詞の過去形で、命令形 чита́й は使わない)

参考に​した​資料

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