ペチカ

目的の​言い方​(что́бы と​不定詞)

初級 2026-09-21

「〜するために」を言うとき、移動の動詞などのあとでは主語が同じなら不定詞をそのまま続けられます。それ以外の動詞では что́бы のあとに不定詞を続けます。主語が違うときは что́бы のあとに動詞の過去形を置きます。直接話法と間接話法の記事で見た попроси́л, что́бы…(〜するように頼んだ)も同じ組み立てで、依頼を伝えるときと目的を言うときとで、что́бы のあとの形自体は変わりません。初級(ТРКИのA2)の範囲では、この3つの目的の言い方を押さえれば足ります。

どんな​ときに​使うか

移動の動詞などで主語を変えずに「〜するために」と言うときは、動詞のあとに不定詞をそのまま続けられます。それ以外の動詞では что́бы を使い、主語が同じなら不定詞、主語が違うなら過去形を続けます。

  • Мы прие́хали учи́ться.(私たちは勉強するために来ました)
  • Я учу́ ру́сский язы́к, что́бы чита́ть кни́ги.(本を読むために、ロシア語を勉強しています)

作り方

日本語
移動の動詞+不定詞(主語が同じ、что́бы なし)Мы прие́хали учи́ться.私たちは勉強するために来ました
что́бы+不定詞(主語が同じ)Я учу́ ру́сский язы́к, что́бы чита́ть кни́ги.本を読むために、ロシア語を勉強しています
что́бы+過去形(主語が違う)Я купи́л кни́гу, что́бы брат чита́л её.弟が読むように、本を買いました

移動の動詞などで主語を変えずに目的を言うときは、動詞のあとに不定詞をそのまま続けられます。それ以外の動詞で目的を言うときは、что́бы のあとに不定詞を置きます。что́бы を使うと「〜のために」という目的がはっきりします。主語が違うとき(自分ではなく相手にしてほしいことを目的にするとき)は、что́бы のあとに動詞の過去形を置きます。直接話法にある命令形はそのまま使いません。что́бы のあとの動詞の性・数は、主な文の主語ではなく、実際に「〜してほしい」相手(この記事の例なら брат)に一致させます。

日本語・英語とくらべると

主語が同じときに動詞のあとへ不定詞をそのまま続ける Мы прие́хали учи́ться. のような形は、英語の to 不定詞で目的を言う言い方(We came to study.)と同じ発想です。ただし主語が違うとき、ロシア語は что́бы のあとに過去形の動詞を置きますが、この形に対応する英語の言い方はなく、to 不定詞では表せません。

依頼のчто́быとの​使い分け

使う場面主語あとに続く形
目的を言う(この記事)主な文と同じ不定詞Я учу́ ру́сский, что́бы чита́ть кни́ги.
目的を言う(この記事)主な文と違う過去形Я купи́л кни́гу, что́бы брат чита́л её.
依頼を伝える(直接話法と間接話法)主な文と違う(頼む相手)過去形Он попроси́л, что́бы я прочита́л кни́гу.

что́бы のあとに過去形を置く組み立てそのものは、目的を言うときも依頼を伝えるときも同じです。違うのは意味で、目的を言うときは「〜のために」、依頼を伝えるときは「〜するように頼んだ」という意味になります。どちらの意味かは、что́бы の前の動詞(買った、頼んだ、など)で判断します。

例文

各文の下に、что́бы のあとがなぜ不定詞か過去形かを書きます。

  1. Мы прие́хали учи́ться.(私たちは勉強するために来ました)
  2. прие́хали → 過去形・複数。動詞 прие́хать(乗り物で到着する)の過去形。
  3. учи́ться → 不定詞。что́бы なしで動詞のあとに続く目的。
  1. Я учу́ ру́сский язы́к, что́бы чита́ть кни́ги.(本を読むために、ロシア語を勉強しています)
  2. что́бы → 目的をつなぐ単語。主語が同じなので不定詞が続く。
  3. чита́ть → 不定詞。что́бы のあとに続く。
  1. Я купи́л кни́гу, что́бы брат чита́л её.(弟が読むように、本を買いました)
  2. что́бы → 目的をつなぐ単語。主語が違うので過去形が続く。
  3. чита́л → 過去形・男性。命令形ではなくこの形を使う。
  1. Она́ пришла́ ра́но, что́бы всё пригото́вить.(すべて準備するために、彼女は早く来ました)
  2. пришла́ → 過去形・女性。動詞 прийти́(歩いて到着する)の過去形。
  3. пригото́вить → 不定詞。主語が同じ「彼女」なので不定詞。
  1. Учи́тель дал мне кни́гу, что́бы я прочита́л её до́ма.(家で読むように、先生は私に本をくれました)
  2. далдать(あげる)の過去形・男性。
  3. прочита́л → 過去形・男性。主語が違うので過去形。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. Она́ пое́хала в Москву́, что́бы ( рабо́тать / рабо́тал / рабо́тала ).
  2. Я дал ей де́ньги, что́бы она́ ( купи́ть / купи́ла / ку́пят ) хлеб.
  3. Мы пришли́ ра́но, что́бы ( уви́деть / уви́дел / уви́дели ) учи́теля.
答え
  1. рабо́тать(主語が同じなので不定詞)
  2. купи́ла(主語が違うので過去形・女性)
  3. уви́деть(主語が同じなので不定詞、複数でも不定詞は変わらない)

参考に​した​資料

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