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目的の言い方(что́бы と不定詞)

2026年9月21日(更新:2026年11月3日)

「〜するために」は、主語が同じなら что́бы+不定詞、主語が違うなら что́бы+過去形で言います。прие́хать・пойти́ のような移動の動詞や、сесть(座る)・лечь(横になる)のあとでは что́бы を省けます。直接話法と間接話法の記事で見た попроси́л, что́бы…(〜するように頼んだ)も同じ組み立てで、依頼を伝えるときと目的を言うときとで、что́бы のあとの形自体は変わりません。

使う場面

何のためにその動作をするのかを言うときに使います。

  • Мы прие́хали учи́ться.(私たちは勉強するために来ました)
  • Я учу́ ру́сский язы́к, что́бы чита́ть кни́ги.(本を読むために、ロシア語を勉強しています)

作り方

作り方
種類例日本語
移動の動詞+不定詞(主語が同じ、что́бы なし)Мы прие́хали учи́ться.私たちは勉強するために来ました
что́бы+不定詞(主語が同じ)Я учу́ ру́сский язы́к, что́бы чита́ть кни́ги.本を読むために、ロシア語を勉強しています
что́бы+過去形(主語が違う)Я купи́л кни́гу, что́бы брат прочита́л её.弟が読むように、本を買いました

移動の動詞や сесть・лечь で主語を変えずに目的を言うときは、そのあとに不定詞をそのまま続けられます。移動の動詞のあとでも что́бы を使うことはできますが、省略してそのまま不定詞を続けるのが一般的です。それ以外の動詞で目的を言うときは、что́бы のあとに不定詞を置きます。что́бы を使うと「〜のために」という目的がはっきりします。主語が違うとき(自分ではなく相手にしてほしいことを目的にするとき)は、что́бы のあとに動詞の過去形を置きます。что́бы のあとの動詞の性・数は、主な文の主語ではなく、実際に「〜してほしい」相手(この記事の例なら брат)に一致させます。

日本語・英語と比べると

日本語でも、自分がすることは「読むために」、ほかの人にしてほしいことは「弟が読むように」と言い分けます。ロシア語ではこの区別を、что́бы のあとの不定詞と過去形で表します。英語の We came to study. は、Мы прие́хали учи́ться. と同じ形です。

依頼の что́бы との違い

依頼の что́бы との違い
使う場面主語あとに続く形例
目的を言う(この記事)主な文と同じ不定詞Я учу́ ру́сский, что́бы чита́ть кни́ги.
目的を言う(この記事)主な文と違う過去形Я купи́л кни́гу, что́бы брат прочита́л её.
依頼を伝える(直接話法と間接話法)主な文と違う(頼む相手)過去形Он попроси́л, что́бы я прочита́л кни́гу.

что́бы のあとに過去形を置く組み立てそのものは、目的を言うときも依頼を伝えるときも同じです。違うのは意味で、目的を言うときは「〜のために」、依頼を伝えるときは「〜するように頼んだ」という意味になります。どちらの意味かは、что́бы の前の動詞(買った、頼んだ、など)で判断します。

例文

  1. Мы прие́хали учи́ться.(私たちは勉強するために来ました)
  2. прие́хали → прие́хать(乗り物で到着する)の過去形・複数。
  3. учи́ться → 不定詞。что́бы なしで動詞のあとに続く目的。
  1. Я учу́ ру́сский язы́к, что́бы чита́ть кни́ги.(本を読むために、ロシア語を勉強しています)
  2. что́бы → 目的をつなぐ単語。主語が同じなので不定詞が続く。
  3. чита́ть → 不定詞。что́бы のあとに続く。
  1. Я купи́л кни́гу, что́бы брат прочита́л её.(弟が読むように、本を買いました)
  2. что́бы → 目的をつなぐ単語。主語が違うので過去形が続く。
  3. прочита́л → 過去形・男性・完了体。1冊を読み終える目的なので完了体を使う。
  1. Она́ пришла́ ра́но, что́бы всё пригото́вить.(準備をすべて済ませるために、彼女は早く来ました)
  2. пришла́ → 過去形・女性。動詞 прийти́(歩いて到着する)の過去形。
  3. пригото́вить → 不定詞。主語が同じ「彼女」なので不定詞。
  1. Учи́тель дал мне кни́гу, что́бы я прочита́л её до́ма.(家で読むように、先生は私に本をくれました)
  2. дал → дать(与える)の過去形・男性。
  3. прочита́л → 過去形・男性。主語が違うので過去形。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. Она́ пое́хала в Москву́, что́бы ( рабо́тать / рабо́тал / рабо́тала ).
  2. Я дал ей де́ньги, что́бы она́ ( купи́ть / купи́ла / ку́пят ) хлеб.
  3. Мы пришли́ ра́но, что́бы ( уви́деть / уви́дел / уви́дели ) учи́теля.
答え
  1. рабо́тать(主語が同じなので不定詞)
  2. купи́ла(主語が違うので過去形・女性)
  3. уви́деть(主語が同じなので不定詞、複数でも不定詞は変わらない)

練習問題(例文の穴埋め5問)

参考にした資料

  1. 条件文(е́сли)е́слиで条件を言う文の作り方と、когда́との使い分けが分かります。
  2. 不規則動詞と動詞の種類(кла́ссы глаго́лов)ТРКИ(ロシア語検定試験)の基礎レベルの基準にある17種類の動詞と、それぞれの現在形の作り方が分かります。
  3. 指示・限定・否定の代名詞(э́тот・весь・никто́)э́тот・тотの使い分けと、весь・сам・никто́の形が分かります。
  4. 不定人称文と無人称文(неопределённо-ли́чные и безли́чные предложе́ния)行為者を言わない不定人称文と、主語のない無人称文の作り方が分かります。