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条件文(е́сли)

2026年9月21日(更新:2026年11月3日)

е́сли(もし〜なら)は条件を表す接続詞です。条件の文は、それがいつのことかに合わせて、現在形・未来形・過去形のどれかにします。

使う場面

起こるかどうか分からないことを条件として、その結果を言うときに е́сли を使います。習慣として繰り返される条件には現在形を、これから起こるかもしれない条件には未来形を、過去に繰り返された条件には過去形を使います。

  • Е́сли идёт дождь, я не гуля́ю.(雨なら、散歩はしません)
  • Е́сли у тебя́ бу́дет вре́мя, позвони́ мне.(時間があったら、電話してください)

作り方

作り方
種類例日本語
習慣の条件(現在形+現在形)Е́сли идёт дождь, я не гуля́ю.雨なら、散歩はしません
未来の条件(存在・状態は быть の未来形)Е́сли у тебя́ бу́дет вре́мя, позвони́ мне.時間があったら、電話してください
未来の条件(結果の動作は完了体の未来)Е́сли за́втра бу́дет со́лнечно, мы пойдём гуля́ть.明日晴れたら、散歩に行きます
過去の条件(過去形+過去形)Е́сли он был до́ма, он всегда́ звони́л мне.彼は家にいれば、いつも私に電話をくれました
то を入れる言い方Е́сли ты хо́чешь есть, то иди́ на ку́хню.食べたいなら、台所へ行ってください

これから起こるかもしれないことを言うときは、е́сли の中の文を未来形にします。日本語では「時間があったら」と言いますが、ロシア語では бу́дет を使います。結果を言う文は未来形か、позвони́ мне のような命令形です。存在や状態を言うときは быть の未来形(бу́дет など)を使い、動作を1回きりのこととして言うときは完了体の動詞に現在形と同じ語尾を付けた形(пойдём のような完了体の未来)を使います。完了体の未来は、「体の使い分け」の記事でも合成未来と比べて説明しています。過去に繰り返された条件は、両方の文を過去形にします。

結果を言う文の初めに то(それなら)を置くこともでき、置いても置かなくても意味は変わりません。

事実と異なる仮定は бы と動詞の過去形で言い、仮定法(бы)の記事で扱っています。

когда́との使い分け

когда́との使い分け
使う場面接続詞例
起こることが前提で、いつ起こるかを言うкогда́Когда́ он придёт, мы бу́дем у́жинать.
起こるかどうか分からないことを条件にするе́слиЕ́сли он придёт, мы бу́дем у́жинать.

когда́ と е́сли はどちらも文をつなぎますが、когда́ は起こることを前提にして「いつ」を言う接続詞で、е́сли は起こるかどうか自体が分からないことを条件にする接続詞です。上の表の2つの文はロシア語では動詞の形も語順も同じで、когда́ か е́сли かの違いだけで「来ることは決まっている」のか「来るかどうか分からない」のかが変わります。日本語の「来たら」は、来ることが決まっているときにも、来るかどうか分からないときにも使います。ロシア語ではこの2つを接続詞で分けるので、「〜たら」は、起こることが決まっていれば когда́、分からなければ е́сли になります。Он всегда́ звони́т, когда́ прихо́дит домо́й.(彼は家に帰ると、いつも電話をくれます)のように、毎回必ず起こることにも когда́ を使います。

例文

  1. Е́сли идёт дождь, я не гуля́ю.(雨なら、散歩はしません)
  2. идёт → идти́ の3人称単数現在形。習慣的な条件なので現在形。
  1. Е́сли у тебя́ бу́дет вре́мя, позвони́ мне.(時間があったら、電話してください)
  2. бу́дет → быть の未来形。「時間がある」という状態を未来で言う。
  3. позвони́ → 命令形。結果を言う文。
  1. Е́сли за́втра бу́дет со́лнечно, мы пойдём гуля́ть.(明日晴れたら、私たちは散歩に行きます)
  2. пойдём → идти́ の対になる完了体 пойти́ の未来形(私たち)。1回きりの動作。
  1. Е́сли он был до́ма, он всегда́ звони́л мне.(彼は家にいれば、いつも私に電話をくれました)
  2. был → быть の過去形・男性。過去の繰り返しの条件。
  3. звони́л → звони́ть の過去形・男性。
  1. Е́сли ты хо́чешь есть, то иди́ на ку́хню.(食べたいなら、台所へ行ってください)
  2. то → 結果を言う文の初めに置く単語。省いても意味は変わらない。
  1. Когда́ он придёт, мы бу́дем у́жинать.(彼が来たら、私たちは夕食を食べます)
  2. придёт → прийти́ の未来形。来ることが前提の時を表す文。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. Я не зна́ю, придёт он и́ли нет. ( Е́сли / Когда́ ) он придёт, мы пойдём в кино́.
  2. ( Е́сли / Когда́ ) уро́к ко́нчится, мы пойдём обе́дать.
  3. Е́сли за́втра бу́дет со́лнечно, мы ( пойдём / пойти́ / пойдёт ) гуля́ть.
答え
  1. Е́сли(来るかどうか分からないので条件の е́сли)
  2. Когда́(授業が終わることは決まっているので когда́)
  3. пойдём(完了体の未来・私たちの形)

練習問題(例文の穴埋め3問)

参考にした資料

  1. 不定人称文と無人称文(неопределённо-ли́чные и безли́чные предложе́ния)行為者を言わない不定人称文と、主語のない無人称文の作り方が分かります。
  2. 目的の言い方(что́бы と不定詞)「〜するために」を、自分がするときと相手にしてほしいときとで言い分けられます。
  3. そのほかの前置詞(над・под・без)前置詞一覧で扱わなかった10個の前置詞と、それぞれのあとに来る格が分かります。
  4. 代名詞の格変化(склоне́ние местоиме́ний)人称代名詞と所有代名詞の主格以外の形と、前置詞のあとで変わる形が分かります。