本文へ
ペチカブログ

ロシア語は何時間かかるか、どこから始めるか

ロシア語は、日本語話者にも短い時間では身につきません。ТРКИ B1までの目安は【推定】440〜800時間で、下の端はロシアの国家基準の440〜460時間に合わせています。

英語話者向けの数字

Nationの『What do you need to know to learn a foreign language?』にある時間の表は、英語を母語とする人が週30時間ほどの集中授業を受けたときの数字で、1980年にPimsleurがまとめたFSIの経験にもとづいています。Nationが自分で測った数字ではないため、計画のための大まかな目安にとどまります。

この表でロシア語はグループ3で、グループ2から4をまとめた列では評定2/2+/3まで1,320時間です。FSIの現在のページでは、ロシア語は区分IIIで44週です。2021〜2025年のページでは、同じ区分をILR 3まで授業およそ1,100時間と書いていました。

日本語話者の目安

キリル文字は字母なので、Nationの言うとおり、漢字を使う言語より読みやすい文字です。横浜ロシア語センターでは、入門の25.5教室時間で文字と最初の教科書まで進みます。

6つの格、体、性、一致は、日本語の助詞とは重なりません。英語にも格はほとんどないので、英語話者も同じように苦労します。日本語と語源の重なる単語はほとんどなく、英語から入った国際語が助けになるかは英語の力しだいです。英語の単語のおよそ60%がフランス語・ラテン語・ギリシャ語由来だというNationの指摘も、ロシア語にはそのまま当てはまりません。

ロシアの国家基準では、母語を問わず、ТЭУ/A1が100〜120授業時間、その上のТБУ/A2がさらに180〜200時間です。ゼロからB1までは440〜460時間で、クバン大学の試験案内も同じ数字です。横浜の教室では、準上級/ТРКИ B1まで331〜510教室時間かかります。1期は半年で25.5時間なので通う期間は何年にもなり、教室の外の時間も加わります。露検の要項に時間はなく、載っているのは単語数(4級500語、3級1,000語、2級2,000語)だけです。

下の表は、これらをもとにした【推定】です。仕事で使えるところまでは、英語話者の区分IIIと同じか長めに見ています。英語が得意でない人は、単語の分だけ長めに見てください。

日本語話者の目安
到達時間根拠
ТРКИ A1/露検4級100〜150基準は100〜120。横浜の初級は教室50〜150。【推定】
ТРКИ A2/露検3級280〜400基準ではゼロからおよそ280〜320。【推定】
ТРКИ B1/露検2級440〜800基準はゼロから440〜460。横浜は教室だけで331〜510。【推定】
仕事で使える段階/ILR 31,100〜1,500FSI区分IIIのおよそ1,100授業時間に余裕を足した幅。【推定】

文字

入門は、33字の名前、筆記体、入力から始めます。

硬子音と軟子音の説明は硬子音と軟子音です。

入門(A1)まで

目安は【推定】100〜150時間です。段階の名前はТРКИとはに、入門でできることは入門と初級でできることにあります。日本の検定なら露検(ロシア語能力検定)です。

格の働きを知るなら格とはです。文法は文法の「入門(ТРКИのA1)」から始め、全体の位置はロシア語の文法マップで見られます。

初級(A2)まで

目安は【推定】280〜400時間です。このサイトの文法と読みものは、この初級までを扱っています。

文法の初級は、同じ文法の「初級(ТРКИのA2)」です。読みものは読みもの一覧に並んでいます。変化は変化の練習、例文の穴埋めはロシア語の穴埋め問題、数詞は数詞と名詞の一致、アクセントはロシア語のアクセントの練習で練習できます。

文を先に見る順は格の表に戻る前に、文を見るで説明しているとおりです。

このサイトの先

B1の名前と試験での位置はТРКИとはにあります。

仕事で使えるところまでの目安は【推定】1,100〜1,500時間です。英語話者の区分IIIにあるおよそ1,100授業時間は、日本語話者にもほぼそのまま当てはまります。

読みものは読みものから読めます。

参考にした資料