本文へ

順序数詞の格変化と日付(склоне́ние поря́дковых числи́тельных)

2026年9月21日(更新:2026年11月3日)

順序数詞は形容詞と同じようにすべての格で変化し、「〜年に」では前置格に、日付に添える年では生格になります。пе́рвое ма́я のような日付の基本の言い方は、順序数詞と日付の記事で扱っています。

使う場面

年を言うときと、日付に年を添えるときは、順序数詞を格変化させます。月や週を「〜に」と言うときや、「〜の後で」「〜後に」と言うときは順序数詞を使いませんが、前置詞のあとに来る格は、年の言い方と一緒に下の表にまとめています。誕生日や卒業した年を話すとき、予定の期間を言うときにも、同じ規則がそのまま使えます。

  • Мой брат роди́лся в 2001-м году́.(私の兄は2001年に生まれました)
  • Экза́мен был в сентябре́.(試験は9月にありました)

作り方

順序数詞は、形容詞の一致・形容詞の格変化と同じ規則で語尾が変わります。年や日付、期間を表すときは、この格変化を前置詞や生格の名詞と組み合わせます。

作り方(格・пе́рвый(男性・単数)・日本語)
格пе́рвый(男性・単数)日本語
主格пе́рвый1番目の
生格пе́рвого1番目の(〜の)
与格пе́рвому1番目の(〜に)
対格пе́рвый(物)/пе́рвого(人・動物)1番目の(〜を)
造格пе́рвым1番目の(〜で)
前置格пе́рвом1番目の(в・на・о のあとで)

тре́тий(3番目)は、пе́рвый とも си́ний のような軟変化とも少し違う、特別な変化をします。主格は тре́тий(男性)・тре́тье(中性)・тре́тья(女性)・тре́тьи(複数)で、ほかの格は тре́ть- に語尾が付きます(女性の対格は тре́тью)。男性・単数は次のとおりです。

作り方(格・тре́тий(男性・単数)・日本語)
格тре́тий(男性・単数)日本語
主格тре́тий3番目の
生格тре́тьего3番目の(〜の)
与格тре́тьему3番目の(〜に)
対格тре́тий(物)/тре́тьего(人・動物)3番目の(〜を)
造格тре́тьим3番目の(〜で)
前置格тре́тьем3番目の(в・на・о のあとで)

年・日付・期間の言い方では、次のように格が決まります。例の列では、その場面の格を示す語尾(2001-м の -м、сентябре́ の -е、неде́лю の -ю など)に色を付けています。

作り方(場面・例・日本語)
場面例日本語
年(何年に)в 2001-м году́2001年に
日付+年пе́рвого ма́я 2001-го го́да2001年5月1日に
月(〜月に)в сентябре́9月に
週(先週)на про́шлой неде́ле先週
по́сле・до・во вре́мя+生格по́сле уро́ка授業の後で
че́рез+対格че́рез неде́лю1週間後に

「〜年に」は前置格で言います。順序数詞は規則どおり -ом(2001-м)ですが、名詞 год は в のあとでは -е ではなく -у を取り、в году́ になります(о го́де「年について」は -е のままです)。日付に年を続けるときは、日付の順序数詞と、年を表す順序数詞をどちらも生格にします。2001-го は две ты́сячи пе́рвого と読み、格変化するのは最後の пе́рвого だけです。月と週は前置格で「〜に」を表し、по́сле「〜の後で」・до「〜の前に」・во вре́мя「〜の間に」は生格を、че́рез「〜後に」は対格を取ります。

例文

  1. Пе́рвого сентября́ 2001-го го́да была́ суббо́та.(2001年9月1日は土曜日でした)
  2. Пе́рвого → 順序数詞(生格)。「〜年〜月〜日に」と言うときに使う生格。
  3. сентября́ → 生格。月の名前は日付で常に生格になる。
  4. 2001-го го́да → 生格。年を表す数詞と год がともに生格になる。
  5. была́ суббо́та → 主語は суббо́та(女性・主格)。動詞 быть の過去形も、主語に合わせて女性の形になる。
  1. Экза́мен был в сентябре́.(試験は9月にありました)
  2. был → быть の過去形(男性)。
  3. сентябре́ → 前置格。「〜月に」を表す前置格。
  1. Мы отдыха́ли на про́шлой неде́ле.(私たちは先週休みました)
  2. отдыха́ли → 動詞の過去形(複数)。
  3. неде́ле → 前置格。「先週」も前置格で表す。
  1. Мы разгова́ривали по́сле уро́ка.(私たちは授業の後で話しました)
  2. по́сле → 前置詞。生格を取る。
  3. уро́ка → 生格。
  1. Че́рез неде́лю у меня́ экза́мен.(1週間後に私は試験があります)
  2. че́рез → 前置詞。対格を取る。
  3. неде́лю → 対格。
  1. Мой брат роди́лся в 2001-м году́.(私の兄は2001年に生まれました)
  2. роди́лся → -ся動詞の過去形(男性)。
  3. году́ → 前置格。「〜年に」というときだけ特別なуの語尾になる。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. Он роди́лся пе́рвого ма́я 2001-го( год / го́да / году́ ).
  2. Экза́мен был( в сентя́брь / в сентября́ / в сентябре́ ).
  3. Че́рез( неде́ля / неде́лю / неде́ли )у меня́ экза́мен.
答え
  1. го́да(日付に年を続けるときは生格)
  2. в сентябре́(「〜月に」は前置格)
  3. неде́лю(че́рез のあとは対格)

練習問題(例文の穴埋め6問)

参考にした資料

  1. кото́рый の格変化(склоне́ние сло́ва кото́рый)кото́рыйを主格以外の格でも使えるようになり、性と数の合わせ方が分かります。
  2. 不定人称文と無人称文(неопределённо-ли́чные и безли́чные предложе́ния)行為者を言わない不定人称文と、主語のない無人称文の作り方が分かります。
  3. 接頭辞付きの移動の動詞(приста́вочные глаго́лы движе́ния)接頭辞を付けた移動の動詞で、「出かける」「着く」「出る」「入る」などを言い分けられるようになります。
  4. 不定代名詞(кто-то・кто-нибудь・ко́е-кто́)-то・-нибудь・ко́е-の使い分けが分かり、не́кого・не́чегоの文が作れます。